原発の今 今後の見通しは立ってない
現在、原発事故で出た廃棄物について、分析をしているものの、時間がかかるようです。
朝日新聞(2015.03.08)で見通しすら立っていない状況が綴られていました。
国と東電の工程表によると、処理や処分の基本的な考え方は2017年にならないと示されない。
しかも、それはまだ序盤のこと。最重要課題である、溶け落ちた燃料の取り出しについては、放射線量が高く人が近づけない。今は取り出し方を検討している段階。
2015年に、雑固体焼却設備が稼働予定で、1日6000-7000人が働く原発内で使い捨ての防護服や手袋、廃材などを数十分の一に減らせるという。
いやぁ、まだまだ、だよね。 全体的な見通しすら立っていない状況。
我々が生きている間に収束するのだろうか?
「腸内フローラ」が性格さえ変える?
最近の研究で、腸内環境を整えれば全ての病気に効果があるっていう話がある。
その延長なのか、「腸内フローラ」という言葉があることを、TBSラジオ「たまむすび」(2015.03.05)で聞きました。どうやらNHKスペシャルで放送していたようです。
腸内環境は、人体に大きな影響を与える。
そのため、病気はもとより、体形や体質、性格さえも左右するというのはとてもよく分かる。
それを裏付けるマウス実験もあるらしい。
臆病だったマウスに勇敢なマウスの腸内環境を構築すると、臆病だったマウスの性格が勇敢になったという実験結果が出たようです。
フローラ=お花畑、という名の通り、腸内には人それぞれの個性がある。
で、番組内ではある医療法の話題で盛り上がってました。
それは、腸内環境バランスの良い健康な人の便を、不健康な人の腸内へ入れる(!)方法。
その名も、「糞便移植法」というそのまんまの名前。
要は、ウンチをもらってきて薄めて、お腹に注入する(下から入れる)っていう。
(;^_^A
しばらくすると、不健康な人の腸内は劇的に改善するらしい。
腸内環境のコントロール。
人間は食べるものからできている。
食生活をナメるなよ、と。
強姦は心の殺人 レイプ犯群衆撲殺に思う抑止力効果
びっくりするニュースが飛び込んできました。
インドで、女性に複数回に渡ってレイプを続けた容疑者が、拘置所から群衆によって引きすり出され、撲殺されたと。
怒った群衆がレイプ容疑者を引きずり出し撲殺、インド (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
このニュースを見た瞬間、「ついにやったか」と思ってしまいました。
ここのところ、インドで物騒なニュースばかり聞こえてきていただけに、民衆の自浄作用、いや、怒りの鉄拳が下ったのかと。
ヤフーニュースに載っていた関連Facebookには、目には目を的な屈辱を与えんとするコメントが連なり、この現象に賛成する人々がいたことにもちょっと安心というか、溜飲が下がるような思いがしました。
同時に、他のレイプ犯が自分も殺されるかもしれないと恐怖に震える抑止力となってほしいと思いました。
考え方が野蛮かもしれないけど、被害者やその関係者たちの無念を察すると、心のどこかで「お前(ら)なぞ消えてしまえ」っていう思いにかられます。
自分のことしか頭にないクズが一生苛むようなことはなにか。
『幽遊白書』のトグロ兄みたいに、永遠に生き地獄を味わうがいいさ、って。
強姦は心の殺人。
性暴力への厳罰化は大賛成。
量刑の軽さが被害拡大を生んでいるかどうかは分からないけれど、被害者のトラウマと犯罪者の量刑を比べると軽すぎると私は思います。
今回の事件はやりすぎという向きもあるかもしれないけれど、容疑者への陰茎去勢などの苦痛をもって償いの一部とするのも検討すべきかと。
犯罪者の人間の尊厳より、被害者の救済を。
映画『親切なクムジャさん』を思い出します。
こういう事件を見聞きするたびに、人間性って何だろうって思うね。
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選挙をしない中国の成長は脅威なのか
TBSラジオ「ザ・ボイス」で、青山繁晴さんがこんなことを言ってました。
「中国の国会にあたる全人代、全国人民代表大会が開かれました」――と枕詞のように「中国の国会にあたる」と伝えるマスコミの在り方について、疑問を投げかけていました。
そもそも中国は選挙をしていないので、国会にはあたらない。
「選挙はやった」という体で中国共産党が候補者をコントロールしたものであって仕組んでいるもの。実際には選挙はやっていない。
そのため、この前までイギリス領で民主的だった香港には、その中国の体制を持ち込むなということで大規模な学生運動が起きたばかり。
さらに、経済成長率目標を7.5%から7%に下げたという李克強首相の弁にも懐疑的だ。
よく言われることだけど、広い国土を持つ中国は各地にある共産党支部の分割統治で、彼らがそれぞれの統計数値を吸い上げるという。
個人の保身のために都合の良い数値を上げるので、統計はめちゃくちゃ。何を信じれば良いのか分からないというのが実情。
世界の工場だった中国。しかし、人件費が高くなり、世界の工場たりえなくなってきた。
民間の工場が成長しないといけないが、国有企業が独占しているため民間が育っていない。
温家宝元首相はそれについて述べて去った。
そして今なお改革は進んでいない。
中国では腐敗が横行していて、それがかなり深刻なレベルまで来ている。
成長が滞る中、本当に改革しなければならないことを、政府も国民もきっと分かってるんだと思います。
そんな今の中国が成長するのは日本にとって本当に脅威となるのか。
中国はああいう国だから、と我関せずでも良いのかとかいろいろ考えてみたりします。
中国が本気になっても敵わないくらい、日本の底力を見せたいものです。
原発の今 再稼働の怖い話
定期的に原発をめぐるニュースを届けているTBSラジオ「session 22」(2015.03.02)の崎山敏也記者による原発関連ニュース。
取材が許可されているのは、東電が作業の進んでいる所を見せたいと思う場所であり、見たい場所が見られるわけではない。
そのため、それ以外の質問を所長に投げかけると困った顔をするという。
このあたりはニュースに触れていてもなかなか伝わらない部分。
記者としては、語られない部分にこそ価値がある。それは、ニュースの受け手も同じ。
結論がいきなり来るという。
情報がオープンにされていない現実がまだある。
情報がオープンにされないかぎり、対策が取れない。
データが公表されているのは、数値が安定し、問題ないと思われるところが多い。
事故は起こってしまった。もうそれは取り返しのつかないこと。
しかし、情報のオープン化は今からできる。
当地の漁協のことを考えるといたたまれない。
隠された情報が出てくる。裏切られたと感じ、信用が失われる。
これ以上怒りを買いたくない東電側は、センシティブな情報はなるべく出したくない。
というような想像は簡単に思い浮かぶ。
やっぱりリスクが高すぎる。コストもかかるし、将来のメドも立てられない。
さ、ら、に、
現在、怖いことが進みつつあるらしい。
なんでも、経済産業省の審議会の原子力小委員会での数ある話のひとつ、交付金の話。
再稼働をした自治体には、交付金をなるべく重点配分する、つまり再稼働したところはエライと。
蛮勇を振るわない(まっとうな)自治体は、交付金を減らされる可能性があるとのこと。
政府は原発を動かしたがっている。新しく原発を作ることも厭わない。今は世論の風当たりが強いが、その環境作りはしておこうと。
原発は地方の問題で、地方に力があれば、交付金に頼らなくてもいい。
なんとか、地方活性化できないか。
ICTの力を発揮したいところだね。
脱原発だが、重要なベースロード電源だ、という矛盾と捉えられそうな物言い。
原発推進、原発再稼働、原発販売、ってどういう論理で語れるんだろう。
アメリカ文明は欠陥品である 「西部邁ゼミナール」
前回に引き続いて、評論家の伊藤貫さんがゲストの「西部邁ゼミナール」(2015.02.22)のタイトルは、「アメリカ文明は欠陥品である」。
挑発的なタイトルだけれど、よく言われることでもあるし、納得のいくタイトルでもある。
アメリカ文明は欠陥品である西部邁ゼミナール 2015年2月22日放送 - YouTube
アメリカ人が興味を示すのは、使えるか使えないか、役に立つか立たないかばかりだという。
それらはひとえに物質主義、功利主義、拝金主義と言える。
そして、それらは1945年に日本に入り込み、日本人は飛びついた。
ネオ・プロレタリアート映画『ファイト・クラブ』に描かれる、モノに囚われていた生活から脱却し、効率を求められる会社に悪態をつき、クレジットカード会社を爆破する主人公の姿が思い出される。
それは、アメリカ人が興味を示してきた物質主義、功利主義、拝金主義の隷属からの解放だ。
資本主義(capitalism)のcapとは帽子のこと。
西部先生は、それを「金を持ってるだけで人の上に立ち威張りくさり、社会のcapになる」と評していた。
話題のピケティが言う「資本」と「努力」ってヤツの、資本側。持つ者たち。
金を生み出すのは、新しいもの。
それゆえ、人々は新しいものに飛びついてきた。
振り返って日本。新しいものに飛びついた明治維新は本当に良かったのか。
「維新」は「御一新(新しいもの)」として解釈された。
新しいものイコール良いもの、としてしまった。
そして、今に至る。
歴史が浅い国アメリカとは違い、日本はどうあるべきか。
私はそれでも、映画の礎を築いたアメリカ文化は好きだけどね。
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『「いき」の構造』と『茶の本』の「すき」
NHK教育「100分de日本人論」で、松岡正剛さんが紹介していた日本人論の名著『「いき」の構造』。
九鬼周造という哲学者による1930年の書籍で、ググってみたら青空文庫にもなっていました。
少し前にスマホで取ったメモなどを以下に。
「いき」とは
失ってはじめてわかる本質。
色気を持ちつつも、気高く、さっぱりとした心持ちでいること。
芸者や遊女の世界。精神性。
かっこよさ。かっこよすぎてもダメ。絶妙なバランス。曖昧で暗示的。
たくさんのものをすいていって、“ここで丁度良い”と止めるところ。
うん、分かる分かる。
いきの3要素
媚態
男女が相手を引きつけようとする態度。
いきごと、色ごと。緊張感。
深い中になってしまうと、いきではなくなってしまう。
近づきたいから生まれる。近づきすぎてはダメ。
異性に対して一部の反抗を示す強みをもった意識。
※「セクシーさ」とはちょっと違う
暗示性。覆いの美学。間接性。露骨ではないもの。意気地(いきじ)
武士は食わねど高楊枝、宵越しの金は持たない、江戸っ子かたぎ。諦め
運命を受け入れる諦め。
追い求められない(恋とか)。未練を断つ。
数寄
髪を梳く、紙を漉く、土を鋤く、風がすく、透き通る、好む
いき、侘び、寂び≒数寄
「これからは、クール、日本人のみに留まらないクール、海外も含めた数寄にしていった方が良いのではないか」という松岡正剛さんの考えでした。
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そして、同時に見ていたNHK教育「100分de名著」の『茶の本』の回。
岡倉天心の著ですが、「数寄」と通じたものを感じたのでこちらもカキカキ。
_〆(・ω・` )
空き家(すきや)
虚=空っぽ。
老荘思想。
空っぽであること。一期一会。
茶人の好みに合わせて作る室内。
仮初めのもの。変化を楽しむ。空っぽが必要。
- 欧米の室内は家具調度品で飾り立てる。
- 日本の室内茶室は空っぽ。相手に応じて変化する。
不完全なものの美。未完の美。
非対称の美しさ。補って完成させる。
茶室にはシンメトリーがない。
なぜ違い棚は違うのか?と動いている。心動かされる。
無心になる、空っぽの境地。
芸術の鑑賞にも通じる。
余白の美。鑑賞者との共同作業。一方通行ではないもの。
お客が茶を飲んではじめて完成する。
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映画も芸術も、「いき」な表現がイイ。
寸止め感。
全部出さない感。
感じさせる余韻。
なるほどね。
プロアドベンチャーレーサーという職業 NHK「グレートトラバース」田中陽希さん
NHK「グレートトラバース」という番組をついつい見てしまった。
なぜなら、この番組でフィーチャーされていたプロアドベンチャーレーサーという初めて聞く職業が何なのか分からなかったから。
番組は、田中陽希さんという人が計画した日本百名山一筆書き踏破を追ったドキュメンタリー。
何だそれ?
( ̄□ ̄;)!!
なんでも、九州から北海道まで、百名山を、つまり100の山を頂上まで登ると。
しかも、その山と山の間は歩いて(!)っていう。
は? ( ̄□ ̄;)??
松尾芭蕉かっていう。
え?
超人的な体力、脚力、精神力。
日本列島を歩き回るわけだから、必然的に何十キロ何百キロを歩くわけで、、、
しかも、その途中、悪天候に見舞われたり、肉体的に故障したり、あまりの過酷さ過労により高熱を出したり、海を渡るためにカヤックで転覆したり、ハードな旅の様子に引き込まれました。
NHKの公式サイトを見てみると、こんな謳い文句が。
総移動距離7800キロ、累積標高差10万メートル!200日間かけて日本百名山に“人力のみ、一筆書き”でチャレンジする壮大な旅に完全密着!
確かに。凄かったです。 登山者には知られているようで、あるいは(連続放映されていた)番組の宣伝効果で(?)、山頂に行くと拍手で迎えられたりしていました。
この田中さんという人の経歴は全く知らなかったんだけど、彼の姿勢にとても共感を覚えました。
それは彼の自然へのリスペクトをびしびしと感じたから。
プロアドベンチャーレーサーというくらいだから、自然と接する機会は都会にいる人と比べたら多いでしょう。
そんな彼が、ことあるたびに口にする言葉が胸を熱くします。
単純に、この人かっこいいと思った。
人気サバイバルドキュメンタリー『サバイバルゲーム(Man vs Wild)」』のベア・グリルスみたいな。生き抜く術を持つ者への羨望。
普段、私はITの仕事をしてヤワい生活をしているからか、こういう人間本来の生きる力を見ると、妙に危機感というか、自分は何やってるんだろう感に襲われます。
もっと頑張らないと。
アドウェア削除ツール「AdwCleaner」に助けられた話
とある教育系動画をダウンロードしようと海外のソフトウェアをインストールしたところ、厄介なアドウェアに悩まされました。
ブラウザの起動直後画面や検索窓が、MyStartSearchというサイトになってしまう。
元のソフトウェアをアンインストールしても、そのまま居座り続ける。
regeditでレジストリ削除を試みるも、再起動しても、しつこく居座り続ける。
困ったもんだとググっていると、なにやらいろいろと削除ツールがあるらしい。でもなんか怪しげ。
なぜならツールをインストールしないといけないようで、さらにその紹介ページの日本語がおかしいので、これも怪しいなと。
で、フリーソフトのダウンロードサイトの老舗、「ベクター」で探してみると、良さげなのがありました。
アドウェア削除ツール「AdwCleaner」。
これも海外のソフトウェアだけど、ベクターでレビューが書いてあるし、ある程度評価されていて、定番ツールと知られていることから、大丈夫かなと。
ダウンロードするときに、chromeとavastが警告出してきて一瞬焦るけど、ここは意を決してダウンロード。そして、実行。
すると、しつこく居座り続けたMyStartSearchが見事一掃されました。たぶん。
今のところ、元の快適さに戻っています。
このツール自体がなんらかの悪さをするかどうかはわからないけれど、とりあえず、ムカつくアドウェアを削除できたので、成功です。
まだアドウェアに悩まされているどなたかのために、ここに記しておきます。