選挙をしない中国の成長は脅威なのか
TBSラジオ「ザ・ボイス」で、青山繁晴さんがこんなことを言ってました。
「中国の国会にあたる全人代、全国人民代表大会が開かれました」――と枕詞のように「中国の国会にあたる」と伝えるマスコミの在り方について、疑問を投げかけていました。
そもそも中国は選挙をしていないので、国会にはあたらない。
「選挙はやった」という体で中国共産党が候補者をコントロールしたものであって仕組んでいるもの。実際には選挙はやっていない。
そのため、この前までイギリス領で民主的だった香港には、その中国の体制を持ち込むなということで大規模な学生運動が起きたばかり。
さらに、経済成長率目標を7.5%から7%に下げたという李克強首相の弁にも懐疑的だ。
よく言われることだけど、広い国土を持つ中国は各地にある共産党支部の分割統治で、彼らがそれぞれの統計数値を吸い上げるという。
個人の保身のために都合の良い数値を上げるので、統計はめちゃくちゃ。何を信じれば良いのか分からないというのが実情。
世界の工場だった中国。しかし、人件費が高くなり、世界の工場たりえなくなってきた。
民間の工場が成長しないといけないが、国有企業が独占しているため民間が育っていない。
温家宝元首相はそれについて述べて去った。
そして今なお改革は進んでいない。
中国では腐敗が横行していて、それがかなり深刻なレベルまで来ている。
成長が滞る中、本当に改革しなければならないことを、政府も国民もきっと分かってるんだと思います。
そんな今の中国が成長するのは日本にとって本当に脅威となるのか。
中国はああいう国だから、と我関せずでも良いのかとかいろいろ考えてみたりします。
中国が本気になっても敵わないくらい、日本の底力を見せたいものです。