りすたと!

リスタートするための第一歩。

吉田松陰が最も恐れるものとは?

『花燃ゆ』第10話。
久坂玄瑞高杉晋作が登場し、賑やかになってきました。
そんな松下村塾にて、伊勢谷友介扮する松陰先生を囲んでのフグ談義。

目の前に置かれたフグ。
食べたら美味しいフグ。
しかし、毒があり食べたら死んでしまうかもしれない。
生徒たちは、毒のあるフグを食べるか、食べないかで議論をする。
松陰先生は、「食べない」という。
死罪をも厭わぬ覚悟で黒船密航を試みた吉田松陰がフグを食べない。なぜか。

劇団ひとり扮する、塾生のひとり伊藤博文(利助。後の初代総理大臣)は、その問いに疑問を持つ。
なぜ、松陰先生はこんな問いを投げかけるのか?

しばらくして、松陰先生は別の機会にその真髄を明かす。

松陰先生は、利助のけがの手当てをする妹の文に語りかける。

松陰「ふみ、僕がこの世で一番恐れるものは何か分かるか?

文「兄上がですか? 兄上に恐れるもんなどあるんですか?」

松陰「何事もなさんことじゃ。そして、なそうとせんことじゃ。志の果てに迎える死以外で死にとうはない。断じて

利助「そのためには、目先の誘惑やつまらん毒に足元をすくわれたくない。じゃから、フグは食べんと?」

松陰「伊藤君。フグを食いたい、ええ暮らしをしたい。それがもし君の望みだとしても、それはおそらく君がもっと大きなことをなす手段にすぎん」

利助「もっと大きな、、、」
松陰「伊藤君、偉ろうなりんさい」
利助「はいっ(涙目)」

どこまでが創作なのかは知らないけれど、松陰先生の考えがうかがい知れる話になってます。 熱いっす!