りすたと!

リスタートするための第一歩。

松陰先生の心意気がスゴイ『花燃ゆ』第4話とか

視聴率で苦戦中の『花燃ゆ』。
ちょっと見るのが億劫になってきて録画が溜まってしまっていたけれど、第4話から連続視聴。(録画)

鎖国中の日本において、異国との接触はタブー。見つかれば死罪となってしまう。
そんな中、吉田寅次郎(吉田松陰)は、停泊中のペルリの乗る船に、金子重輔(しげのすけ)と2人で深夜に小舟で向かい、乗り込みに成功。アメリカに乗せて行ってくれと密航交渉したものの、日本との条約のため叶わなかった。

戻ってきた寅次郎が、異国のことを知ることの意義を説く。多くの人々の前でこんなことを言う。

「命なぞ惜しゅうない。国禁を冒し、密航を企てたからには、もとより死罪は覚悟のうえ。死罪とならばその企てが世に露呈すればそれも本望」
「列強の矛先は日本に向けられている。今こそ敵を、異国を学ばねばならん。それが罪と言うのなら、喜んで我が死をもって、異国の脅威を天下に知らしめる警鐘となろう」

伊勢谷友介、いいわー。
d(^^)
松陰先生の心意気がスゴイよぉ。

寅次郎は、ペルリが幕府に「寛大な処分を」ということで、難を逃れるも、牢に入れられてしまう。
その獄中で、有識者の富永有隣と出会う。
獄中にあっても教えを乞おうとする寅次郎に、真逆の教えを説く。
人間は善と信じる寅次郎に対し、人間は悪と言う有隣。

獄中でどのように妹の文が絡むのかというと、この物語上ではこんな感じ。
文は牢獄に通い、寅次郎に本の差し入れをしている。 寅次郎が書いた欲しい本リストを記した手紙の中に、寅次郎の筆跡ではない筆書きを見つけた文が、その鍵主の有隣に新しい筆を贈ってあげたことから有隣の気持ちが動き、牢獄の空気が徐々に変化する。
そこから、やや陰気な気持ちになっていた寅次郎が息を吹き返し、獄中で議論を展開する。

それを目撃した文は、牢屋の雰囲気ががらりと変わっていることに驚く。
田中要次扮する牢屋の番人が、文に「強いて言えば、筆が(変えた)」と粋な一言。
人と人をつなぐという文の不思議能力がまたも発揮されました。

大河にしては低視聴率なのかもしれないけれど、しっかりドラマしています。
井上真央さんも頑張ってます。
視聴率の荒波に負けないでほしいな。

花燃ゆ 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

花燃ゆ 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)