りすたと!

リスタートするための第一歩。

なぜ「カリフ」が求められるのか

先日、「西部邁ゼミナール」で、イスラム400年の歴史の一端が議論されていたけれど、イスラムについて世界情勢ニュースとしても「荒川強啓デイキャッチ」(2015.02.19)でジャーナリストの常岡浩介さんが語っていました。

イスラム世界全般には、今の生活はダメダメだという認識があるようです。どこ行っても貧困、仕事がなく、独裁で戦争してると。
なぜなのか。

先進国に対抗できず、イスラムがバラバラなのはオスマン帝国のカリフ制が崩壊した際に分解されたからだと。
それゆえ、預言者ムハンマドの後継者カリフ(イスラム共同体の指導者)がいれば、バラバラになった帝国が統一され、欧米に対抗できるのではないかという夢物語なムーブメントとしてここ20年ほど続いているようです。
西欧諸国の憲法は人定法、人を支配する法。 一方、イスラムは自然法、神が人を幸せにする法。 よって、その下でやっていけば大丈夫だという論理らしい。

16億人とも言われるイスラム教徒のうち、どれくらいの人々がこのように考えているのか。
別にISISなどのテロ組織に加わるというのではなくて、単純にこのようなムーブメントを思い描くのは当事者としての感情はどのようなものなのか。

直接聞いてみたいな。

TBS RADIO 954kHz | 荒川強啓 デイ・キャッチ!