りすたと!

リスタートするための第一歩。

菊地成孔「DCPRG」を聴いてみた――ら「Tipographica」だった話

ジャズミュージシャンの菊地成孔を知ったのは、NHK教育マイルス・デイヴィスを論じた番組だった。
その前にも名前はよく目にする人だったんだけど。
作曲できて、文才もあり、しゃべりも上手いし、変なハットかぶってるし、なんか特徴のある人だなぁと。

それからずいぶん経って、だいぶ前から聴いているTBSラジオ菊地成孔の粋な夜電波」。
この番組で何度かかかっている「DCPRG」というバンド(?)の曲がカッコイイなと思っていた。
(DCPRGとはDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの頭文字をとったもの)

そんで、近所のTSUTAYAに行ったんだけど、置いてない。うーん。
そしてまたずいぶん経って、ようやく見つけてレンタルしてみた。

聴いてみる。
やっぱり良かった。
なんとなく、「Tipographica」みたいな印象。

で! 今書いていて、ティポグラフィカってどんな綴りだったっけ?とググってWikipediaを見てみたら、
なんと、Tipographica今堀恒雄菊地成孔が音楽学校で出会って結成したって書いてある!!!
マジか!
つながった!
( ̄□ ̄)!

Tipographica」を知るキッカケは、アニメ『トライガン』。
1998年当時、私はロックやプログレに傾倒してた頃。このオープニング曲がめちゃくちゃキャッチーでかっこよくて、サントラを買った。


トライガンオープニング TRIGUN OPENING 「H.T」 - YouTube

作曲が今堀恒雄という人だったので、もちろん彼が携わったTipographicaもチェックした。
だから、Tipographicaは「今堀がやってるバンド」という程度の認識でしかなかった。

それだけに、音楽性が似ているというのもあるけれど、自分自身の好み/方向性も似ているなと。 昔から変拍子が好きだった。

ついでに、Tipographicaの記事を読んでいたら、こんな一節が。

変拍子って嫌いなんですよ」と今堀恒雄は語る。私の第一印象を例に挙げるまでもなく、よく超変拍子プログレ・バンド(笑)と誤解されてるティポに関 しても、変拍子の曲はほとんど無いと言う。「変拍子だと数えちゃったり、演ってて頭で考えちゃうからね。人と演っても、自分がグルーヴしようというところ と必ずぶつかる。それが嫌い」。変拍子には変拍子なりのグルーヴ感がある。しかし、それは発想そのものが完全に数学的であり、多分に強圧的である。Tipographica (JAZZ LIFE '92 /1j

げ! これは深い。
当時の私は頭を使うというか、脳を揺り動かされるような音楽、数学的なアプローチが割りと好きだっただけに、このようなタイプの音楽に吸い寄せられていたのだけれど、そういうことじゃない、と。
ちょっと面白そうなので、残りの記事も後で読んでみよう。

それにしても、驚いたぁ。
(^_^;)