りすたと!

リスタートするための第一歩。

山田孝之が投影する「桃太郎の敵」

話題を振りまいてきたドキュメンタリー『山田孝之東京都北区赤羽』。
やはり、元に戻る結末になった。
でも、この「元」は、山田君にとって決して「元」ではないのが面白いところ。

役者はこれからもやり続ける。
だけど、役者の質が変わっていくかもしれない。

映像では、これまでの苦悩が語られていた。
10代から役者をやってきて、突っ走ってきた彼が、ある時現実と役との境目が分からなくなってしまった。
迷走というか壁にぶつかるというか。
その記録という意味で、珍しいドキュメンタリーになっていました。

たった1~2か月の夏の話だけど、最初の頃の山田君の目や表情はちょっと心を病んでいるような感じだった。
だけど、クライマックスの桃太郎の芝居をやっている頃にはその影は潜め、生き生きとした表情になっていた。

彼が脚本を書いたであろう桃太郎の解釈。
結局、敵は自分自身の中にあった、という答えを彼は見出した。心の中にあった闇のようなもの。
それに気づかせてくれたのが赤羽やその仲間たちであり、それを胸に生きていこうという決意表明なのだろうなぁと思いました。

これはめでたしめでたしの話ではなく、いつまたぶり返すかどうかは分からない。

役者は狂気。
それをコントロールできるのか。したほうが良いのか。
ヒース・レジャーの例を挙げるまでもなく、プロフェッショナルと狂気は紙一重。

今後日本を代表するであろう稀有な俳優なだけに、陰ながら応援したいと思います。

やっぱり勝つのは気分いい ハリルホジッチ体制での初戦

ハリルホジッチ新監督が指揮するサッカー日本代表の初戦。チュニジア戦。

率直な感想は、「初戦を勝てて本当に良かった」ということ。

前半のフレッシュなメンバーやリベンジメンバーの奮起と、
後半のレギュラーメンバーの発奮が、
うまく機能していたと思いました。

これまで代表で見なかった新顔のプレーは新鮮だし、
よく見た選手のナイスプレーには拍手を送れたし。

久々に楽しかったなー。
ヽ(´▽`)/

何より、香川が放った宇佐美へのスルーパスは絶妙すぎて、繰り返し見てしまったほど。
あのトップ下ポジションは彼のベストなんだろうね。

本田の厳しい体勢からのクロスボールも、それに合わせた岡崎も。
やってくれるべき人がやってくれた感じ。

チーム内の競争も功を奏している感じがするし、なんか期待が高まってしまう。

「気持ち」って大事なんだなあ。

次が楽しみです。

お茶席4:春の立礼茶会

NHK趣味DO楽「茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ」という番組。
自分メモ。

「第4回 春の立礼茶会」

茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ|趣味Do楽テキスト|NHK出版

立礼(りゅうれい)茶会

テーブル席での茶会のこと。
つくばい、炭点前などを省略。お茶に不慣れな人も参加。
床の間は諸飾り(もろかざり):掛け軸、花、香合を全て飾る。

自祝、他祝。
今は他祝が多いけど。
この回は、大学生が卒業を迎えるため、これまでお世話になった方々を呼び、もてなしていた。

床の間の拝見

基本は同じ。

立礼の点前

立礼卓(りゅうれいじょく):椅子に座ったままお茶を点てられる。

主菓子を頂く

床の間が上座。
菓子を食べるタイミングは、隣の客がお茶を飲む頃。
菓子には亭主の想い(テーマ)がある。

薄茶を頂く

基本は同じ。

主茶碗の拝見

基本は同じ。

亭主の作法だけでなく、
客の作法も大事。

お茶席3:茶事を学ぶ(後編)

NHK趣味DO楽「茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ」という番組。
自分メモ。

「第3回 茶事を学ぶ(後編)」

茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ|趣味Do楽テキスト|NHK出版

すべては濃茶のために

後座にお楽しみの濃茶が待っている。
濃茶が茶事では最も大事。

分量としては三口~三口半ほどのものだが、その濃茶を美味しく頂くために、様々なおもてなしがある。
胃袋をご馳走とお酒で満たして、十分に濃いお茶を迎える態勢が整う。
そして、濃茶の「甘露の味」を体験する。

中立ち

外の腰掛けで、一旦待つ。
亭主は準備が整うと、銅鑼を叩いて、その音で合図する。
客は再び、つくばいで手と口を清め、席入りする。

床前には、花が飾られる。後半は花が主役。
外に掛けてあった簾が外され、茶室が明るくなる。
部屋の明るさを陰から陽に変える。濃茶がメイン。

濃茶

亭主の点てた濃茶と出し帛紗を、正客は受け取って、席に戻る。

薄茶(続き薄茶)

基本は同じ。

お茶席2:茶事を学ぶ(前編)

NHK趣味DO楽「茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ」という番組。
自分メモ。

「第2回 茶事を学ぶ(前編)」

茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ|趣味Do楽テキスト|NHK出版

懐石:茶事で出される料理

正午の茶事の流れ

<初座(しょざ)>

  • 迎付(むかえつけ)
  • 席入り
  • 炭点前
  • 懐石

<中立ち(途中退席)>

<後座>

  • 席入り
  • 濃茶
  • 薄茶
  • 退席

茶室へ向かう

  • 亭主
    露地(茶室へとつながる庭園)はきれいに掃除され、やり水がまかれる。
    飛び石を布で拭いていく(!! 客が滑らないように)。
    →すべては、客をもてなす亭主の演出。
    露地を歩く際に清浄な気持ちで歩いてもらえるようにしている。


  • 客は「腰掛け」に座って、亭主の準備を待つ。
    亭主は座掃きで茶室を清めている。
    座掃きの音は、まもなく茶事が始まるという合図。
    座掃きが済むと、亭主はつくばいの水を改める。桶の水をつくばいに入れ、その音を客に聞かせる。これも合図。

迎付

客は正客から順に茶室へ向かう。
亭主は、その途中にある迎付の場所に置かれた結界を外し、客を迎え入れる。
亭主と客は、その場につくばって(膝を地につかない座りで)礼をする。言葉は交わさない。
亭主は準備に戻り、客は亭主を見送る。(迎付の終了)

つくばいで清める

迎付の後、客はつくばいに向かい、手と口を清める。寺社仏閣と同じ。

席入り

わざと音を立てて、扉を開く。(亭主に入ることを知らせる合図)
扇子を手前に置いて結界を張り、軽く一礼、茶室ににじり入る。

床前の掛け軸まで行き、座って一礼。
掛け軸は茶事のテーマになっているかもしれない。

客が全員揃うと、亭主が挨拶。

炭点前

炉の中の炭を改めるため、一旦釜を上げる。

冬に使う釜:釜の熱も茶室を温める。
春に使う釜(透木釜):釜の横に羽が付いていて、炉を覆う形。熱を炉に閉じ込め、茶室を温めない。
※透木(すきぎ):釜の羽が炉の淵を傷つけないように置く小さな木片。

炭を組んでちょうど良い湯加減に調整する。亭主のその様子を見る。
客は扇子を自分の後ろに置いて、炉の前に座り、亭主の準備を見る。

亭主は乾いた灰が飛び散らないよう濡れ灰を撒き、炭を次いでいく。
濃茶のときに、湯加減がちょうど良い具合になるように。炭を並べたときの美しさもポイント。
最後の炭を次ぎ終わると、正客以外の客は戻る。

香合

香合(こうごう)とは、香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。 香合 - Wikipedia

正客が「香合(こうごう)の拝見をお願いいたします」と言うと、亭主は香合を差し出す。
正客は差し出された香合を持って席に戻る。

正客は香合を上座に預け、扇子を右脇に戻して居住まいを正す。

出し帛紗を広げて手前に置く。
香合を右側に置き、「お先でございます」と次客に言ってから、出し帛紗に置き、香合を拝見する。
拝見が終わったら、香合について問答する。

懐石

春は軽めの食事。
向付、白酒、懐石など。

主菓子

回ってきた器を前に、「お先に頂きます」と言って、ひとつ取る。

お茶席1:客の作法

NHK趣味DO楽「茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ」という番組。
最近、茶の湯について興味が湧いていたので、思わず見てしまう。
武者小路千家ということで、他の流派もいろいろあるんだろうけど、ひとまず興味が湧いた時が学び時ということで。
自分メモ。

「第1回 客の作法を学ぶ」

茶の湯 武者小路千家 春の茶事を楽しむ|趣味Do楽テキスト|NHK出版

お茶は、「おもてなし」

もてなす側(亭主)も、もてなされる側(客)も、礼儀が要る。
双方におもてなしの心が必要。

双方にリスペクト。めっちゃ粋。どこまでも奥ゆかしいなと思う。

お茶会

  • 持ち物の確認
  • 席入り
  • 薄茶(うすちゃ)
  • 主菓子(おもがし)
  • 濃茶(こいちゃ)

持ち物の確認

  • 懐紙:菓子を載せる。着物の懐に入れる。
  • 菓子切り
  • 扇子:普段は右脇に置いておき、挨拶する際に正面に置き、手をついてお辞儀する。扇子で結界をつくることで、相手に対して一歩下がった謙虚な気持ちを表現する。
  • 出し帛紗(ふくさ):大切な道具や茶器を持つ際に下に敷いて使う。
    以上を数奇屋袋にしまう。

席入り

  • 正客(しょうきゃく):一番目の客、メインゲスト。
  • 次客(じきゃく)
  • 三客、四客、、、
  • お詰め:最後の客

襖を開け、扇子を前に起きながら進み、部屋に入る。そのまま床前まで進み、掛軸を拝見する。座って扇子を前に置いて一礼。
点前座(お茶をつくる場所)で棚のしつらえや使われる釜を拝見する。

薄茶

床前の「掛軸」は、「花」に替えられる。

●正客
「お先に頂きます」
次客に挨拶し、亭主に挨拶する。
時計回りに90度回す(2回半で)。※これも、正面を避けるという奥ゆかしい心を表現している。
数回に分けて飲み、最後は吸いきる。
飲み口を手で拭き、吹いた手を懐紙で拭く。
茶碗の向きを元に(反時計回りに)戻し、畳に置いて戻す。

●次客
目の前に置かれた茶碗を、正客との間に置き、
(1)「ご相伴いたします(一緒に頂きます)」と正客(上座にいる人)に対して挨拶する。
次に茶碗を三客との間に置き、
(2)「お先でございます」と三客(下座にいる人)に対して挨拶する。
そして自分の正面に置いて、
(3)「お点前 頂戴いたします」と亭主に挨拶する。

茶碗を右手で持ち左手で受けて、押し頂く。感謝の気持ち。
2回半回して(正面からずらして、謙虚な気持ちを表現する)、飲む。

●茶器を見る。
亭主の趣向で茶器が選ばれる。それを拝見する。
貴重なものなので、懐紙を敷いて、畳の近くで見る。(落として割らないように気遣い)

主菓子の頂き方

右脇にいる人に対して、「お先でございます」と挨拶する。※菓子が回ってくる順番が逆パターンのときもある。

下から一枚めくり、表側に折り込んで使う。
水分の多い菓子の場合は、もう一度折って使う。

器が浅い場合は、手前側から取る。
器が深い場合は、向こう側から取る。
さらに、時計回りに取る。

取り箸は、次の客のために懐紙で拭く。

菓子が行き渡ったら、正客が「それでは皆様ご一緒に」と挨拶する。

懐紙に置いた菓子は、懐紙を皿のように持って、食べる。

濃茶

一つの碗を全員で頂く。回し飲みする。
濃茶を頂く前に、懐紙を三重に折ったもの(半分に折って、もう一度半分に折ったもの)をつくっておく。飲み口を拭う用に。

正客が亭主の元へ行き、受け取りに行く。
亭主の置いた帛紗を手に敷いて、茶器を載せ、自席へ戻る。

茶碗と出し帛紗を客一同に見せて、「ご一緒に」と挨拶する。
亭主から預かった出し帛紗は、上座に置いておく。
自分の出し帛紗を懐から出して、左手に乗せ、右手で茶碗を載せて、軽く押し頂いた後に、90度時計回りに回して頂く。

正客が飲んでいる時に、次客は三客に挨拶しておく。※熱いお茶が冷めないように早く飲み回すため。

正客が飲み終わると、茶碗と正客の出し帛紗が回ってくる。
右手で膝前に移動させ、正客の出し帛紗を右手で取って左手に載せる。
茶碗を載せて、軽く押し頂き、時計回りに回し、正客の飲み口を正面にして(飲み散らかさないようにして)、一口飲む。
懐紙で飲み口を拭う。
茶碗を正面に戻して、次の客に渡す。

おつめ(最後の客)は濃茶を終えると、正客に茶碗を戻す。

正客は、飲み干された茶碗の中を、客に見せる。
綺麗な茶碗の、練り(濃茶の点前)を見せる。
濃茶が綺麗に練り上がっていることを見る。

主茶碗の拝見

形、作り、色合いを見る。
落として割らないように、低い所で懐紙を敷いて、見る。

続き薄茶

薄茶は、濃茶で出された茶碗で点てられる。
お気楽に。

正客は、正客に出された一腕目(濃茶の茶碗)を次客に譲る。
次客は、正客より先に頂く。

亭主は替えの茶碗で薄茶を点て、改めて正客に出す。

道具の拝見

茶入れ、茶入れを包む仕覆(しふく)、茶杓など。

亭主が退席し、客も退席する。

「究極の水ビジネス」の真相 日本ポリグル会長の小田兼利さん

テレビ東京カンブリア宮殿」で、途上国に安全な水を売るビジネスをしている日本ポリグル会長の小田兼利さんが取り上げられていました。

www.tv-tokyo.co.jp

汚れた水が入ったビーカーに、会社で開発した白い粉(水質浄化剤)を入れてかき混ぜると、汚れが塊になって分離し、綺麗な水ができあがる。まさに魔法の粉。
成分は、納豆のネバネバ。ポリグルタミン酸。6年かけて開発した。

日本ポリグルは従業員30数名の中小企業。この会長さんは、阪神淡路大震災被災した際、給水車の水を待つ列で、近くの水辺で「この水が飲めたらな」と思い、水ビジネスの開発をした。

当初、金儲け一筋だったが、日本ではあまり日の目をみなかった。
ところが、スマトラ沖地震バングラデシュのサイクロンで被災した途上国で、この粉が大活躍した。

水を浄化する装置はあったが、使うには電気が要り、使い方も複雑で無用の長物と化していた現実。
一方、ポリグル粉は誰もが使いやすく分かりやすい。使い方を教えた途端、歓声があがる。

途上国の起業家は、小田さんにビジネスを持ちかける。「これは良いビジネスになる。あなたも儲けられる」と。
しかし、それを見ていた村長からは、「我々に手の届かない値段になってしまう。儲けは少なくなるかもしれないが、我々と直接ビジネスしてくれないか」と。
小田さんが選んだのは後者。
切なく懇願する村長の顔を見たら断れないと。
現地を訪れ、現場を見て生まれるビジネス。

途上国の人々から、タダで欲しいと言われるも、そこはダメだと言いきる。
では、いくらなら売ってくれるんだ?
そこから始まるビジネス。

現地の人々が買える値段にしないといけない。
現地の人々にお金を払って飲めるものだと認識してもらわないといけない。

ポリグルの粉を売って歩く現地の女性社員、ポリグルの水を売りに回る現地の男性社員。そこに雇用が生まれる。
自然と、浄水所(ポリグル粉と簡単な濾過器を通す装置)の付近には露店が並び、ちょっとした村ができる。ここでもビジネスが生まれる。
さらに、浄水所で水を入れたポリタンクを自転車に積み、遠くの村まで運んで売るビジネスをする人々が現れる。
まるでオアシスのように発展していく。

会長は、現地で雇った人々に、ポリグル粉をより多く売れば、君たちの収入も増えると説く。やる気を持たせる。

私に最も響いたのは、「ボランティアでは続かない」という言葉。
きれいごとではやっていけない。 ビジネスをやらなければいけない。
リスクを考え、儲けをあげなければならない。

手を差し伸べるだけではなく、寄り添う。
そして、儲けを上回る、利他の精神。
究極だなと思う。

空間萌えする照明 FLOSのSTRING LIGHTSに一目惚れ!

髪を切りに行った日曜日、美容室で読んでいたファッション誌の1ページに釘付けになってしまいました。

http://japan.flos.com/highlights/141028

それは、部屋の天井に、黒い配線とその配線の先にあるランプのみで構成される照明。
しかし、そのシンプルさ以上に、というかそのシンプルさゆえに、計算された空間設計の基、自由度のあるレイアウト、奥行演出が可能な、フレキシブルな照明器具でした。

いわゆる、建築萌え、空間萌えするデザイン。

ロンドンを拠点に活躍するキプロス島出身のデザイナー、Michael AnastassiadesによるString Lights。
イタリアのブランド「フロス」から販売されています。

以下はこのプロダクトの説明概要。

天井や壁の電源を起点に、スペースの構造との関係を設定する黒いコードが、部屋の壁によって形成された線の一部となる。2つの異なる光源は、二等辺三角形と球形。2つのLEDランプが暖かい光を発しながら、テンションの張られたシステムが、スペースに立体感を与える。 (中略) ミニマルで詩的な、鉛筆の線で空中に描かれたようなString Lightsは、シンプルかつ大胆な概念である。 Anastassiadesは常に根本となるもの、素材や形状のオリジナルの本質を探索していた。 彼のデザインは、純粋で余計なものをそぎ落としていった作品が特徴である。«私の仕事は引き算の考えから湧き上がります。剥き出しの物体の本質は、美しさの表現を決定づけます。»彼の作品はシンプルで最高品質のクラフトマンシップを示し、作品に生命力を宿す。

欲しいわぁ。

山田孝之がついに戻ってきた? 『山田孝之の東京都北区赤羽』の新展開

「俳優を10年くらい休業する」というトンデモ発言&行動で、ザワザワさせていた山田孝之君のドキュメンタリー番組『山田孝之東京都北区赤羽の新展開』がなかなか熱い展開を見せています。

この2015年3月の放送中でも、山田君のCMや広告はよく見かけるし、そこには当然ながら苦悩は表面的には見えない。
ということは、そこからすでに脱している可能性がある。

当初、ラストシーンで己の首を斬れなかった主演映画の宣伝なのか?とも思ったけど、そうでもないようだし、ヤラセ的なモキュメンタリーでもなさそうだし、どこへ行くんだろう?と心配だったけど、この終盤の演劇のくだりで元に戻りそうだなと。

ともあれ、山田君だから日の目を見たドキュメンタリー。
結構楽しんでます。

iamre.hateblo.jp

中国漁船に破壊された日本の珊瑚の話

珊瑚密漁問題。 中国漁船およそ200隻が、日本の小笠原諸島の海域に生息していた珊瑚を密漁した事件。

www.sankei.com

珊瑚は壊滅。
日本の世界自然遺産だった。
日本人が40年ほどかけて育ててきた、それらの珊瑚をかっぱらって行った。

なぜ、こんなことが起きてしまったのか?

ニッポン放送「ザ・ボイス」の青山繁晴さんは、いつも話していることを改めて語っていた。
憲法9条の最後に、「国の交戦権はこれを認めない」と記述がある。
相手が外国なら戦うな、ということを日本は律儀すぎるほどに守っている。

密漁船は軍隊ではないけれど、その背後には中国政府が見える。なぜなら大量の船団が移動すれば絶対に気づくから。中国海軍の許可なく出港することはありえないから。

日本の海上保安庁密漁船を見つけたとしても、接舷できない。
※日本以外の国であれば、通常は撃沈、もしくは接舷して武装した保安官が乗り込んで没収する。

横浜での裁判で、中国人船長に対し、懲役1年6か月罰金400万円の求刑。 それについて、たったひとりの中国人船長への求刑が、今後の抑止力になっているとは思えない。

これは憲法問題。

珊瑚を育ててきた日本の漁民は可哀想だ。
このままで良いのか?
いや、良くない。